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学生の目を社会に開く ―大学によるエンゲージメントの新展開―(チャプター1)
講師:吉田 文(早稲田大学)/小川 幸司(長野県蘇南高等学校)/西村 幹子(国際基督教大学)
実施日:2022.11.21 全62分 視聴数:816回
講義の概要
大学が、多様な関係者に対してどのように双方向的に関わっていくのかを問う、ステークホルダー・エンゲージメントへの関心が高まってきています。
大学教育は誰のものか?何を目指せばよいのか?急速に変化しつつある高等学校での学び、社会と関わることで学ぶサービスラーニング、大卒キャリアの花形として注目を集めている起業の世界、それぞれの第一線を担う方々との対話の中で、学生の多様化の先にあるものを一緒に考えて参りましょう。
チャプター1:【基調講演】翻弄を跳ね返す学生:大学と企業の攻防の狭間で①
チャプター1では、大学生に向けて発せられる産業界や政府からの注文、さらに、日本の大学生が学習に費やす時間についてデータをもとに紹介しています。
グローバル人材やデジタル推進人材の育成という観点から、大学の学生養成機能に対し、産業界や政府からの注文が強まっています。また、「日本の大学生はアメリカの大学生と比較して授業外学習時間が短い」という批判とともに、大学教育改革の一環として、学生がどのような成果をあげたのかに着目しようという機運も高まっています。日本の大学生には、就活との関係で、1〜2年次にできだけ単位を取得し、4年次に取得する単位は最小限にしておくという傾向があります。学習に費やす時間は週に26〜27時間というデータもあり、これを少ないとみるかは議論の余地があります。
カテゴリ: 学生支援力形成