専門性開発プログラム(Professional Development Program)の動画配信を行っています。
大学組織を理解する(チャプター7)
講師:中島 英博(立命館大学)
実施日:2022.09.10 全63分 視聴数:231回
講義の概要
学内に意図したほど成果が上がらない部署があった場合、その部署を改組したりメンバーを入れ替えたりすれば、成果が上がるようになるでしょうか?こう問うと、否定する答えが聞かれますが、現実には多くの大学でそうした改組が行われています。大学組織を複数の視点から理解し、どのようにすれば成果が上がる組織をつくれるのかを考えます。
チャプター7:視点4 組織の⽂化に注意を向ける
チャプター7では、組織の中にいては気づきにくい「文化」という視点から、組織を検討しています。
組織文化の「文化」とは、メンバー間で共有されている考え方やものの見方です。信念、仮や規範、価値観などを広く含む概念です。構造や人間関係を変えても、組織がなかなか変わっていかないのは、文化が強固だからです。多数の下位文化が混在する大学のような組織には、ルールをつくって統合を図るというような単一のアプローチは有効ではなく、無駄とか遊びを意図的につくっていく必要があります。
文化を変えるには、メンバーの学習、成功体験の蓄積が必要であり、文化は強固であることを認識した上で、構造や人間関係やパワーに働きかけていくことが有効です。
カテゴリ: マネジメント力形成