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発達障害学生の学びとキャリア 「入口」「真ん中」「出口」の支援(チャプター6)
講師:田澤 実(法政大学)
実施日:2018.11.29 全80分 視聴数:1197回
講義の概要
障害者差別解消法の施行に伴い、障害を有する学生への合理的配慮の提供が義務化されました。本セミナーでは、発達障害学生の支援について、入学してくる段階=「入口」、大学生活を送る段階=「真ん中」、卒業後の進路選択をする段階=「出口」と位置づけ、それぞれの段階における現状や背景を概観し、その支援の流れを扱います。また、大学を離れた後の就労支援として、地域若者サポートステーションなど若者支援の例も扱います。全体を通じて、就労以前の課題を整理しつつ、就労に到達するまでの体験を丁寧に継続する支援のあり方、および、その伴走者のあり方について考えていきます。
チャプター6:出口(卒業後の進路)の支援
チャプター6では、「特性を受け止めた進路選択」という視点から、発達障害のある学生の就職支援の問題を考えています。
発達障害のある学生の選択肢の一つとして障害者雇用がありますが、そうした支援があること自体知らない、知っていても選択しないなど、いろいろなケースがあります。しかし、そうした支援の前に、学生自身が発達障害者として一定の苦手さがあるということを様々な体験を通して理解し、障害を受容していることが重要です。自分には何ができて何が苦手なのかは、カウンセリング等の相談だけではわかりにくく、受容に時間を要することもあります。
大学在学中に、授業や実習やゼミといった大学の機能を活用することで、自分の特性を知る経験ができるのではないでしょうか。
カテゴリ: 学生支援力形成