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大学職員の専門性開発 ーその現状と課題ー(チャプター6)
講師:大場 淳(広島大学)
実施日:2016.04.29 全84分 視聴数:1844回
講義の概要
大学を取り巻く環境が高度化・複雑化するなか、大学職員には従来の業務知識に加え、教育研究の改善や改革を支援していける高度な企画力や提案力を身につけることが期待されています。SD義務化の必要性や高度専門職の確立の是非が議論されていますが、実は、我が国における大学職員の専門性向上は長年の課題です。「職員の専門職化」は見果てぬ夢なのか。改めて議論が必要です。そこで本セミナーでは、広島大学の大場淳先生をお迎えし、海外の高等教育機関における様々な事例との比較を通して、現在の日本における大学職員の現状を捉え、今後求められる大学職員の専門性開発のあり方について考え、議論を深めていきます。
チャプター6:専門性を巡る諸論点2
チャプター6では、制度整備や養成といった視点から、専門性を巡るさまざまな論点を紹介しています。
制度整備に関しても議論されてきましたが、具体的に整備するにはまださまざまな論点があります。
大学にとって求められる専門性とは何か、その専門性をどのように養成するのか、専門職員に資格は必要なのか、その資格はどう設定するのか、雇用や給与体系と行った処遇をどうするのか、魅力的なキャリアパスをどう提示するか、内部で養成した職員が大半を占める中で外部人材をどう登用するのかなど、多くの課題があります。
文科省の政策の中でも、専門職については様子見といった状況で、当面はSDの義務化や情報提供にとどまると思われます。
カテゴリ: マネジメント力形成