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学びのユニバーサルデザイン(UDL)で幅広い教育ニーズに対応できる講義を(チャプター5)
講師:川俣 智路(北海道教育大学教職大学院)
実施日:2019.01.24 全62分 視聴数:3787回
講義の概要
学びのユニバーサルデザイン(UDL)は、アメリカの非営利の教育研究開発団体であるCASTが提唱した、多様な学習者に対応できる学習環境を構築することで、自ら調整して学んでいける学習者を育てるための理論的枠組みです。アメリカでは様々な地域、年齢で活用されており、多様な教育ニーズを持つ学生に対応できることから、近年は国内の大学でも文系理系を問わずその取り組みが増えつつあります。UDLを実践するために必要な発想の転換、講義に潜む学びのバリアの発見、オプションと呼ばれる代替手段の準備の方法、大学の講義における実践例などの情報を提供します。
チャプター5:UDLの事例①
チャプタ−5では、UDLのさまざまな実践例とともに、UDLにおけるWHYとGOALの提示の重要性について紹介しています。
UDLにおいては、なぜ学習するのか(WHY)、目標は何か(GOAL)を学習者に明確に示すことが重要です。なぜそれを学ぶのかが学習に真実味を持たせ、主体的な学習者を育てるからです。UDLの最終的な目標は、WHYとGOALを提示した上で、学生自身が選択し、自分でリソースを調整しながら学べる学習者に成長することにあります。主体的な学習者(学びのエキスパート)に成長することにより、学習場面全体で学べるようになるからです。
カテゴリ: 高等教育リテラシー形成