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授業デザインとシラバス作成(チャプター5)

講師:串本 剛(東北大学)
実施日:2016.08.25 全86分 視聴数:1657回

講義の概要

シラバスの作成は,今日ではほとんどの大学教員に求められる事柄となっていますが,その必要性がいまひとつ 自覚できない,あるいは本来の機能が十分に活かせていないと感じる,という方も少なくないと思います。本動画では、シラバスの数ある機能のうちでも,特に授業デザインの小道具としての側面に注目し,1 学期(15 回)を通して展開される授業について,教育目標・教育学習活動・学習成果の把握を構造化することの重要性を学びます。
本セミナーは2012年から継続し,好評をいただいております。この度は2016年に実施したセミナーの内容にリニューアルして公開します。
講演中に使用されているワークシートや参考資料は<a href="http://www.ihe.tohoku.ac.jp/CPD/wp/wp-content/uploads/2017/06/WorkSheet.pdf">【こちら(PDF)】</a>からダウンロードできます。印刷して,演習を実施しながら受講することをおすすめします。

チャプター5:授業の内容

チャプター5では、授業の目標、成績評価方法を踏まえた上で、授業の内容について検討しています。
授業の内容を考える際にまず重要なのが、目標達成に必要となる“教育学修活動”で構成するということです。シラバスを作成するにあたり、授業で扱うテーマに加え、学生が授業で何をするのか(小テストをする、聴講する等)、その活動内容を記すようにしましょう。
もう一つのポイントが、能動的学修(アクティブラーニング)を取り入れることです。能動(聴講以外)と省察(学修の振り返り)で、知識の定着と能力の育成を図ることができます。
さらに、学修時間から発想することも重要です。学生の到達目標を考える上で、大学設置基準に規定されている1単位45時間学修を目安の一つとして、授業設計を行います。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成