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学生の目を社会に開く ―大学によるエンゲージメントの新展開―(チャプター4)
講師:吉田 文(早稲田大学)/小川 幸司(長野県蘇南高等学校)/西村 幹子(国際基督教大学)
実施日:2022.11.21 全62分 視聴数:208回
講義の概要
大学が、多様な関係者に対してどのように双方向的に関わっていくのかを問う、ステークホルダー・エンゲージメントへの関心が高まってきています。
大学教育は誰のものか?何を目指せばよいのか?急速に変化しつつある高等学校での学び、社会と関わることで学ぶサービスラーニング、大卒キャリアの花形として注目を集めている起業の世界、それぞれの第一線を担う方々との対話の中で、学生の多様化の先にあるものを一緒に考えて参りましょう。
チャプター4:【講演2】サービス・ラーニングで国際社会とともに学ぶ学生たち
チャプター4では、社会と大学、あるいは高校との接点として、「サービス・ラーニング」という方法論がどのように役立つのかを紹介しています。
国際基督教大学(ICU)のサービス・ラーニングは、批判的思考力と創造的思考性の習慣化を目的としています。ICUでは、選択科目としてサービス・ラーニングが提供され、学生は国内外において30日間のボランティア活動を行います。サービス・ラーニングには、問題意識に裏付けられた「問い」、自分がどのように関わるのかという「立ち位置(ポジショナリティ)」、先人や専門家、同世代、サービス提供先の多様な人びととの「対話」、自分のあり方、社会との関方を見直す「振り返り」が必要です。学生の目を社会に開くには、ポジショナリティを持ったプロセス中心の学びの場を一緒につくっていく、そのための環境づくりが求められます。
カテゴリ: 学生支援力形成