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大学組織を理解する(チャプター1)
講師:中島 英博(立命館大学)
実施日:2022.09.10 全63分 視聴数:1480回
講義の概要
学内に意図したほど成果が上がらない部署があった場合、その部署を改組したりメンバーを入れ替えたりすれば、成果が上がるようになるでしょうか?こう問うと、否定する答えが聞かれますが、現実には多くの大学でそうした改組が行われています。大学組織を複数の視点から理解し、どのようにすれば成果が上がる組織をつくれるのかを考えます。
チャプター1:Introduction
チャプター1では、本講演の趣旨を説明しています。
大学組織の改組や新設を実りあるものとするには、大学の組織を複数の視点から理解することが有用です。組織の理論には、静態(State)をまとめたものと動態(Dynamics)をまとめたものがあります。静態の理論には、学外から観察可能な「構造」のほか、組織の中にいないと見えない「人間関係」や「政治」、組織の中にいても気づきにくい「文化」といった視点があります。動態の理論には、「コンフリクト」「意思決定」「動機づけ」「組織学習」などの視点がありますが、コンフリクトや意思決定は静態の構造や政治に、動機づけは人間関係に、そして組織学習は文化に関わってきます。
組織は個人では達成できない目標の達成のために存在します。重要なのは、組織有効性を高めるという視点です。
カテゴリ: マネジメント力形成